小島動物病院AWC院長の小嶋です。PCAPとはPathology Centered Animal Practiceの略語で、‘病理学を中心にした動物の診療’です。ここでは動物の病理学に関わることを記載しています。
5月中旬に休診を頂きまして、東京大学で開催された獣医病理診断研究会に参加してきました。複数の施設から難症例が出題され、検討が行われました。社会では決して若手ではないかもしれませんが、私たちの世界ではまだまだ若手の病理医の先生方が多く参加されていましたが(私は自分が若手と思っています)、多様な意見が出ており、大変勉強になりました。事前に診断書を提出したのですが、随分見当はずれなコメントを出してしまったりして、不勉強を感じました。議論が深まるほど、自分の不十分さを感じ、汗と動悸が激しくなり、自然と顔が赤くなっているのを感じました。自分が責任を持って行う診断は目の前にいる動物や信頼して頂いて手術を依頼して頂いた飼い主様を裏切ることになります。自分の持ち場では必ず最後まで責任を果たせるように、外で恥をかくことを恐れずいきたいと思います。
東京大学附属動物医療センターと上野博士と忠犬ハチ公の銅像のご紹介です。